ヨーガでは呼吸法は「プラーナーヤーマ」又は「プラナヤマ」と呼びます。
「プラーナ」とは呼吸を通じて取り入れる気や生命エネルギーを表すもので
「ヤーマ」とは制御や抑制の意味があります。
呼気、吸気、止気で呼吸を練り、生命エネルギーを高めていきます。
呼吸は、自分の精神状態に即したリズムで誰でも自然にしていることですが
イライラしているときには、浅く短い胸式の呼吸になっているし
興奮している時や起こっている人は、肩で早い呼吸をしていますね。
浅い呼吸に気がついたら吐く息を長くすることで、精神も安定してきます。
虚無僧は吹禅(すいぜん)といって竹に息を吹き込むことで
悟りの境地をめざしていたと言われています。
吹禅の特徴は、自分の呼吸が音となって感じられる点です。
倍音発声法も喉を使い倍音に意識をおいて発声するため意識が内面へと向かい、心地の良い持続音とゆったりとした長い呼吸が身につきます。
日常を忘れて、ご自分の声の響きと呼吸を味わう瞑想的な時間を体験してください。